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社会との交流(3ページ) 分子研リポート2010 | 分子科学研究所

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86 研究支援等

4-5 社会との交流

4-5-1 自然科学研究機構シンポジウム

自然科学研究機構シンポジウムは,著名なジャーナリストであり本機構の経営協議会委員でもある立花隆氏によっ て提案・コーディネイトされ,下記のようにこれまでに計10回開催されている。

第1回:「見えてきた! 宇宙の謎。生命の謎。脳の謎。科学者が語る科学最前線」,サンケイプラザ(東京都千代 田区),2006年3月21日。

第2回:「爆発する光科学の世界—量子から生命体まで—」,東京国際フォーラム(東京都千代田区),2006年9月 24日。

第3回:「宇宙の核融合・地上の核融合」,東京国際フォーラム,2007年3月21日。

第4回:「生命の生存戦略 われわれ地球生命ファミリーは.いかにして.ここに.かくあるのか」,東京国際フォーラム, 2007年9月23日。

第5回:「解き明かされる脳の不思議」,東京国際フォーラム,2008年3月20日。 第6回:「宇宙究極の謎」,東京国際フォーラム,2008年9月23日。

第7回:「科学的発見とは何か 「泥沼」から突然「見晴らし台へ」」,東京国際フォーラム,2009年3月20日。 第8回:「脳が諸学を生み,諸学が脳を統合する」,学術総合センター一橋記念講堂,2009年9月23日。 第9回:「ビックリ 4D で見るサイエンスの革新」,東京国際フォーラム,2010年3月21日。

第10回:「多彩な地球の生命—宇宙に仲間はいるのか—」,学術総合センター一橋記念講堂,2010年10月10日。 本シンポジウムに対して,分子科学研究所は以下のような様々な企画で積極的に関与してきている。まず,第1回 において,「21世紀はイメージング・サイエンスの時代」と銘打ったパネルディスカッション中で,岡本裕巳教授が

「ナノの世界まで光で見えてしまう近接場光学」というタイトルで講演を行った。第2回目は,講演会全体の企画を 分子科学研究所が中心となって行った。全講演のうちの半数を分子研のスタッフ(松本吉泰教授,平等拓範准教授, 加藤政博教授,大森賢治教授,江東林准教授)が担当し,中村宏樹所長が閉会の挨拶で締めくくった(詳細は「分子 研リポート2006」を参照)。なお,本講演会の収録集が,2007年度10月に(株)クバプロより出版された。さらに 第7回では,加藤晃一教授が自らの体験に基づいて「研究の醍醐味とは何か」を伝える講演を行った。

また,本シンポジウムでは,講演会の開催と併せて,展示コーナーを設けてビデオやパネルを用いた説明を行なっ てきている。短い休憩時間をぬって展示スペースを訪れ熱心に質問をされる参加者の方々も多く,「研究の面白さ」 を伝える試みが一定の成果を挙げていることが実感される。特に,第6回以降は,新規に作成した分子研の紹介ビデ オを放映している効果もあり,以前にも増して多数の方々より様々な質問を頂くようになった。

4-5-2 分子科学フォーラム

分子科学研究所では,『分子研コロキウム』という名前で所員に向けた分子科学のセミナーを開催し,2010年12 月で827回目を数えた。これとは別に,分子科学の内容を他の分野の方々や一般市民にも知らせ,また分子研コロキ ウムよりはもう少し幅広い科学の話を分子研の研究者が聞き,自分の研究の展開に資するようにすることを目的とし たセミナーも有益であろうという考えの下に,豊田理化学研究所の協力を得て開催するに到ったのが『分子科学フォー ラム』である。豊田理化学研究所の理事を長年つとめておられる井口洋夫先生の紹介によりこれが実現し,年度毎に 年間計画を前年度末に豊田理化学研究所の理事会に提出し,承諾を得てから実施している。第1回は1996年9月に シカゴ大学教授の岡. 武史先生(現名誉教授),第2回は同年10月に生理学研究所名誉教授の江橋節郎先生に講演を

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研究支援等 87 お願いし,現在までに88回開催されている。

『分子科学フォーラム』は,分子科学の内容を他の分野の方々や一般市民に紹介し,また,分子研内の研究者がよ り広範な科学の内容に触れる場を提供してきたが,2008年度より一般市民の方々に科学の面白さ・楽しさを広める

「市民一般公開講座」として新たに位置づけた。2009年度は広報・アウトリーチ活動の重要性が益々増大している現 状に鑑み,一元的で効率的な活動の展開を目指して,広報室を中心とした実施体制の整備を進めた。また講演回数を これまでの年6回から年4回に変更し,密度の高い講座を開講することで,より魅力的な『分子科学フォーラム』の 実現を図った。

回 開催日 テーマ 講演者

85 2010.. 6.16 水,水,水;不思議な水のミクロの世界

大峯 巖

 (分子科学研究所長)

86 2010.. 9.. 3

化学は“ くすりづくり” にどのように役立っ ているか

大島 正裕

 (田辺三菱製薬株式会社・C MC 研究センター  C MC 保証部長)

87 2010.11.. 5 「はやぶさ」が挑んだ世界初の往復惑星飛行

川口 淳一郎

 (宇宙航空研究開発機構教授,

 「はやぶさ」プロジェクトマネージャー)

88 2011.. 1.14 益川流・フラフラのすすめ

益川 敏英

 (名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長)

4-5-3 岡崎市民大学講座

岡崎市教育委員会が,生涯学習の一環として岡崎市民(定員 1,500 人)を対象として開講するもので,岡崎3機関 の研究所が持ち回りで講師を担当している。

分子科学研究所が担当して行ったものは以下のとおりである。

開催年度 講 師 テーマ

1975 年度 赤松 秀雄 化学と文明 1976 年度 井口 洋夫 分子の科学

1980 年度 廣田 榮治 分子・その形とふるまい 1981 年度 諸熊 奎治 くらしの中のコンピュータ 1982 年度 長倉 三郎 分子の世界

1983 年度 岩村  秀 物の性質は何できまるか 1987 年度 齋藤 一夫 生活を変える新材料 1988 年度 井口 洋夫 分子の世界

1991 年度 吉原經太郎 光とくらし 1994 年度 伊藤 光男 分子の動き 1997 年度 齋藤 修二 分子で宇宙を見る

2000 年度 茅  幸二 原子・分子から生命体までの科学 2003 年度 北川 禎三 からだで活躍する金属イオン

2006 年度 中村 宏樹 分子の科学,独創性,そして東洋哲学 2009 年度 平田 文男 生命活動における『水』の働き

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88 研究支援等

4-5-4 その他

(1) 岡崎商工会議所(岡崎ものづくり推進協議会)との連携

岡崎商工会議所は,産学官連携活動を通じて地元製造業の活性化と競争力向上を目的に「岡崎ものづくり推進協議 会」を設立し,多くの事業を行っている。この協議会と自然科学研究機構岡崎3研究所との連携事業の一環で,会員 である市内の中小企業との交流会を,平成19年度から行っている。これらは主に技術課の機器開発班と電子機器・ ガラス機器開発班が中心となって対応し,交流会によって出来あがった協力体制は現在も継続している。また,平成 22年度は隔年で開催される「岡崎ものづくりフェア2010」へ大学・研究機関として参加出展した。

(2) コミュニティサテライトオフィス講演会

岡崎大学懇話会(市内4大学で構成)・岡崎商工会議所が運営するコミュニティサテライトオフィスにおいて,地 域社会や地域産業の活性化に還元する主旨で一般市民及び企業関係者を対象として実施している。

開催日 テーマ 講 師

2009..1.15

分 子 を 活 用 す る 近 未 来 技 術 〜 分 子 科 学 研 究 所 が 関 与 す る エ ネ ル ギー問題や環境問題等への取組み〜

西  信之 教 授

2010..1.19 次世代の太陽電池について 平本 昌宏 教 授

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